ペアーズで「割り切り」ってアリ?効率が悪い上にそもそも規約違反

ペアーズで「割り切り」ってアリ?効率が悪い上にそもそも規約違反

Pairs(ペアーズ)とは、株式会社エウレカが運営している“マッチングアプリ”です。

現在では国内最大級の1,000万人を越える方が会員登録しており、本気で結婚を考えている方の“婚活アプリ”としてはもちろん、恋愛そのものを楽しみたい方の“恋活アプリ”としてもたいへん人気があります。

そんなペアーズを利用しての“割り切り”はアリなのでしょうか。

また、そもそも“割り切り”とはどういう意味なのか、ペアーズでの割り切りが効率的ではないとされる理由について紹介していきます。

そもそも「割り切り」ってどういう関係の事を指すの?

そもそも「割り切り」ってどういう関係の事を指すの?

ペアーズでの“割り切り”についてご紹介する前に、そもそも“割り切り”とはどのような関係を意味するのか解説します。

割り切りという言葉で連想されるのは“割り切った大人の関係”ですよね。

即ちセックスフレンド、俗に言う“セフレ”のことです。

このセフレが一般的な割り切りに対する認識でしょう。

ただし、ネット上では割り切りにもう一つの意味が存在します。

“お金で割り切った身体の関係”という意味です。

この2つは似ているようで大きく違うので注意が必要となります。

一般的な意味での“割り切り”とは

私たちが生活する一般社会において「割り切った大人の関係」と聞けば、どのような関係性をイメージされるでしょうか。

多くの方は恋愛感情や結婚等の恋愛に纏わる余計な感情を取っ払った“身体だけの関係”をイメージされるでしょう。

いわゆるセックスフレンド、略して“セフレ”という関係です。

セフレはあくまでセックスを楽しむだけの関係であり、男女の色恋にありがちな駆け引きなど面倒なやりとりが不要ですし、とにかくセックスを楽しみたいという方には理想的な関係といえます。

ただし、一方または双方に配偶者が居た場合、これを理解した上で肉体関係を持ち、それが配偶者に知られた際には慰謝料を請求されるケースがあるので注意しましょう。

あくまで双方が独身且つ合意の上で成立する関係です。

ちなみにセフレになりやすいのは、元恋人や元配偶者など以前は恋愛関係にあった男女が多いと言われていますが、最近ではネットを使ってセフレを探す方も増えてきましたね。

ネット上で使われる“割り切り”とは

一般的な“割り切り”がいわゆる“セフレ”であるのに対し、インターネット上で使われる割り切りは身体の関係のみであることに違いはありません。

ただし、ここに“金銭の受け渡し”が発生するのです。

いわゆる援助交際といったところでしょうか。

ネット上で“割り切り”を募集している女性は、ほぼ100%こちらの意味で利用していると考えて頂いて問題ないでしょう。

従って金銭のやり取りが発生しないセフレを探している方は、女性側からの“割り切り”という書き込みはスルーした方がいいですね。

ちなみに女性がセフレを募集する場合は、堂々と「セフレ募集中」などと書かれていますので、探すならこうした書き込みを見ていくのが良いでしょう。

なお金銭のやり取りが発生する“割り切り”は違法性があると思われがちですが、この辺についてはグレーゾーンといわれています。

割り切りそのものは、基本的に違法性はありません。

なぜなら自分の意志で相手を選ぶことが出来る上に、お相手が気に入らなければ拒否をする権利があるからです。

しかし、割り切りをする相手によっては違法になるケースもありますので、そちらについては以下に詳細をご紹介します。

注意が必要な“割り切り”とは

金銭授受が発生する割り切りそのものは、違法ではないということは前述した通りです。

これは双方ともに相手を自由に選べるという場合において成立するものであり、相手を選べない場合は違法となります。

これは所謂「業者」や「サクラ」などと呼ばれる「デリヘル業者」が介入するケースです。

男性側は素人女性の書き込みと判断し割り切りを行ったとしても、女性側は業者から派遣されて男性とセックスを行うだけなので、選ぶ権利がありません。

従って違法となる可能性が高いわけですね。

またその場に行くと当初の金額より高い金額を請求されるケースもあります。

これは“ぼったくり”と呼ばれるもので、トラブルになる場合も多い問題です。

しかし、セックスをした自身も犯罪者となる可能性が高いため、訴えることも出来ず泣き寝入りするしかないのが実情です。

また相手が未成年の場合は淫行条例違反などで検挙されます。

例え相手が年齢を偽っていたとしても違法となりますので、相手の年齢確認は注意深く行いましょう。

ペアーズで「割り切り」は成功しないと断言できる理由

ペアーズで「割り切り」は成功しないと断言できる理由

ペアーズは基本的に本気で結婚相手を探している方や、恋人を探している方のためのマッチングアプリです。

従って割り切りに使うのは効率的ではない上に、規約違反として通報されるとアカウントが停止される可能性があります。

こちらではそんな「ペアーズ」で“割り切り”は成功しないと断言できる理由を3つのポイントに分けてご紹介していきます。

これかペアーズを使って割り切りを探そうとしている方や、ペアーズだけしか使ったことがないという方は是非以下を参考にして他のサイトやアプリを探してみてはいかがでしょうか。

「いいね」を貰うのが大変

「ペアーズ」の特徴として挙げられるのが「いいね」機能にあります。

まず自分が相手に「いいね」をして、相手が自分に「いいね」を返してくれた場合のみ、メッセージ交換が始まるのです。

この「いいね」をもらうためには、女性が気に入ってくれるような魅力的なプロフィールを作る必要があります。

ペアーズは顔出ししますのでイケメンは有利ですが、そうではない方はなかなか女性側からの「いいね」を獲得するのは難しいです。

なお、相手側からは「いいね」の数が見えているため“いいねの数=その男性の魅力”と判断されます。

従って多くの女性に自ら「いいね」をして、「いいね」の返信をもらう必要があるのです。

この「いいね」を連発する行為は手間がかかるだけではなく、ペアーズの場合は課金が必須となります。

ちなみに「いいね」の数は50~100以上が理想的とされていますが、これだけ稼ぐのにはけっこうな時間とお金を要することが想像できますよね。

これならもっとサクッと出会えるサイトを探す方が時間もお金も無駄にならずに済むでしょう。

マッチングするのが難しい

ペアーズで割り切りを探す場合、まずは互いに「いいね」をしてマッチングする必要があります。

しかし、これがなかなか難しいのです。

何故ならペアーズは基本的には婚活や恋活目的で利用している女性が大半なので、割り切り目的の女性にはなかなか巡り会えません。

それでも結婚願望がない女性や彼氏と別れたばかりの女性、派手なメイクや髪型を好み露出度が高めな女性などは、割り切りに持っていけるように交渉すれば成立する可能性が高いといわれています。

ただし、割り切りを抜きにしてもペアーズのマッチング率はイケメンで10%程度といわれており、見た目に自信のない男性ではそれ以下のマッチング率となるのは想像に難くないですよね。

そこに“割り切り”という条件が入ると、ほぼマッチングすることは不可能といえるのではないでしょうか。

さらにペアーズは有料となり、1ヶ月プランでは3,480円、3ヶ月プランでひと月あたり2,280円かかります。

一見すると安そうですが、マッチングしないアプリに使うのは、お金をドブに捨てるようなものです。

メッセージのやり取りが面倒

ペアーズはマッチング後にメッセージ交換をします。

ペアーズを利用する多くの女性は真剣交際が目的なので「実際に会う前にメッセージを重ねたい」というタイプの方が多いのです。

ここで必要になってくるのは「コミュニケーション能力」となります。

これについては自信のある方は問題無いですが、女性の中には短文のみの返信であったり、意図を測りかねるメッセージを送ってきたりする人もいるでしょう。

さらに、お互い社会人であれば、メッセージ交換に割く時間も限られています。

つまり、マッチングしてからメッセージ交換をし、さらに割り切りの同意を求めるまでにかなりの時間を要することとなりまますよね。

また、実際に会うところまでいけたとしても、ドタキャンされるケースも少なくはありません。

また1回目はデートのみ、2回目にセックスと決めた場合などは、1回目に会って以降連絡が取れなくなるというパターンもあります。

これではここまでに費やしてきた時間や費用は全て無駄になるだけです。

従って、ペアーズを利用した割り切りを探すのは非効率的であり、成功しないといえるでしょう。